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いそ生活

不文律の文

0227

冬が終わりそうだ。

冬の景色は心が悲しくなるのであまり好きではない、否、夏の景色が好きすぎるので相対的に冬があまり印象に残らない。

 

よく考えたら、春夏秋冬すべてセンチメンタルで死にそうになっている。春の平和さ、夏の儚さ、秋の悲しさ、冬の切なさ、死ぬ。

 

夏、周りに民家のない盆地の広い田んぼの畦道で隕石を真に受けて死にたい。

 

冬に思い出す夏が一番良いという話、本当だと思う。それは夏のマイナス点である暑さを今思い出すことができないため、プラス点である景色だとか風物詩という思い出せる情報だけで善し悪しを決めているからだけれど、それでも夏が良い。言わずもがな、夏には水田があるからである。

 

水田が良い、水田が良い。

夏の、水田が、良い。

夏の水田を見るために、今生きているし、来年の水田を見るために、夏生きている。

もしこの世から水田がなくなったら、精神が壊れて死ぬんだろうなと思う。本気。

 

去年の夏、上京して初めての夏、なんとなく毎日辛くてなぜか涙が出ることが多くて、悲しくて辛くて精神不安定だったのだけど、東京から出て水田を見に行ったら、本当に見事に元気になった。水田が私を生きさせた。本当。